冷えが気になる季節到来
寒い日が続き朝晩など冷え込みが厳しくなってきました。早いもので12月も目前、越冬の準備は出来ていますか?
今日は「冷え」の原因と対処について
⚪︎「冷え症」の原因
①腎陽虚タイプ
②気虚タイプ(胃腸虚弱・体力不足)
③血虚タイプ
④実寒タイプ
⑤瘀血タイプ(血行不良)
①陽虚(虚寒)タイプ
→腰から下が冷える、生理痛がある、朝起きるのが苦手、下痢をしやすい、尿のお悩み
⚪︎補益腎陽(補腎+補陽)
補益腎陽薬:八味地黄丸系、鹿茸製剤(霊鹿参、亀鹿仙、複方霊黄参丸、プラセンタ製剤など)
②気虚タイプ
→風邪を引きやすい、疲れやすい、気力がわかない、胃腸が弱い、傷の治りが悪い、運動不足
⚪︎補気薬:補中益気湯、衛益顆粒、麦味参顆粒、松寿仙、牡蠣肉エキスなど
③血虚タイプ
→顔色が良くない、生理が遅れる、生理の前後に気分の波がある、抜け毛や髪のパサつきがある、子宝のお悩みがある
⚪︎補血薬:婦宝当帰膠、芎帰調血飲第一加減、参茸補血丸、馬心筋配合食品、牡蠣肉エキスなど
④実寒タイプ
→外回りなど外出する機会が多い、薄着が多い、コンビニ弁当や惣菜を食べがち、ビールや氷の入った物をよく飲む
⚪︎補陽薬:附子や肉桂生姜などを含む処方(真武湯、理中湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯)、麻黄剤(麻黄湯・葛根湯他)など
⑤瘀血タイプ
→頭痛・肩凝り、手足や指先が冷える、血行不良を感じる、シミが気になる、霜焼けができやすい
⚪︎活血化瘀薬:冠元顆粒、桂枝茯苓丸、芎帰調血飲第一加減、田七人参など
これらの他に、筋肉量の不足・飲食の不摂生(偏食)・自律神経の乱れ(ストレス)などの原因も考えられます。
ほどよい運動、適切な食事、十分な睡眠を心がける事が重要です。