呼吸器のお悩み
呼吸器は口、肺、咽喉、気管、気管支、鼻腔などの周辺臓器や器官の総称です。
呼吸器のお悩みを大きく分けると、
・のど、咽喉周辺のお悩み
・鼻腔周辺のお悩み
・発熱を伴うお悩み
に分けられます。
・咽喉周辺のお悩みには、
咽頭の炎症や気管周辺の炎症、それらに伴う咳嗽、喘息、痰、痛みなど
・鼻腔周辺のお悩みには、鼻詰まり、鼻水、鼻血、鼻の乾燥、花粉症、蓄膿症、アレルギー性鼻炎、嗅覚異常など
・風邪、インフルエンザウイルスやコロナウイルスなどの悪化による肺炎など
・風邪を引いた後の後遺症
倦怠感、食欲不振、味覚嗅覚障害など
呼吸器のお悩みの確認事項
・咳の有無、空咳、むせるような咳、ゼーゼー
・咽喉の痛みの有無、腫れ、痛みの場所
・痰の有無、色、粘度
・鼻水の有無、色、粘度
・発熱の有無、37度以上、38度以上
・寒気、熱感の有無
・発汗の有無
・症状が悪化する時期、平常時、疲労時、就寝前、起床時
これら元に総合的に判別して身体の状態である“証(しょう)”を決めて治法を考えます。
よく使われる代表処方
・咽喉周辺のお悩み
麻杏甘石湯(麻杏止咳顆粒)、五虎湯、麦門冬湯、竹葉石膏湯、銀翹散(金羚感冒片散)、小青竜湯、麻黄附子細辛湯、柴陥湯、板藍根エキス、響声白龍散、蘇子降気湯、麻黄湯、葛根湯、柴葛解肌湯 …
など
・鼻腔周辺のお悩み
小青竜湯、麻黄附子細辛湯、辛夷清肺湯、鼻淵丸、荊芥連翹湯、麗沢通気湯加辛夷、葛根湯加川芎辛夷 …
など
・発熱を伴うお悩み(風邪、インフルエンザなど)
柴葛解肌湯、葛根湯、麻黄湯、桂枝湯、銀翹散、金羚感冒散、霊黄参 …
など
・証・併発する症状・程度・発症からの時期に合わせて処方を選ぶことが重要となります。
時には複数の処方を組み合わせて服用する事で速やかに効果が得られる場合もあります。
↓(近日公開予定)↓
→咽喉周辺のお悩みの処方選び
→鼻腔周辺のお悩みの処方選び
→風邪・インフルエンザなどの処方選び
これらの症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。